2022年10月25日(火)
より日本国内のオンラインショップで発売が開始された、「1MORE AERO」。
こちらのイヤホンはよくあるワイヤレスのノイズキャンセリングイヤホンかと思いきや、とある変わった機能が実装されています。
それは、「空間オーディオ」機能といい、頭の動きをリアルタイムで正確に検出し、頭の向きで音楽の聞こえる位置が変わる臨場感たっぷりの機能です!
今回、ご縁があって「1MORE AERO」のサンプル品をご提供いただきましたので、実際に利用してみての正直なレビューをご紹介いたします!
- 5つのシーンで活躍できるノイズキャンセリング機能が搭載!
- マルチデバイス接続対応でPCとスマホ切り替えが楽ちん!
- 「AirPods Pro」の半額以下の値段で「空間オーディオ」が使える!
- ただ「AirPods Pro」と比較すると劣る部分はある…
- 本記事で紹介している「1MORE AERO」は、メーカーの1MORE INTERNATIONAL LIMITED様よりサンプル品をご提供頂きました。
目次
「1MORE」ってどんなメーカー?
1MOREは、音響設計・開発、スマートソフトウェア、ウェアラブルオーディオ製品に特化したグローバルに展開するオーディオブランドです。
専門的なヘッドフォンブランドとして、国際的なデザイン賞27件(iDEA、Red Dot Design Award、GOOD DESIGN AWARD、iF Design Awardsなど)を受賞しています。
「1MORE AERO」はどんな人にオススメ?
- 「空間オーディオ」をお試ししてみたい人!
- コスパも良く音質も良いノイズキャンセリングイヤホンが欲しい人!
- 迫力のある低音のでるワイヤレスイヤホンがほしい人!
- ブランドやメーカーにこだわりのない人!
- 中国のメーカーが嫌いな人
- 高級感あるイヤホンが欲しい人
- AirPods Proのような「空間オーディオ」を聴きたい人!
「1MORE AERO」の外観
「1MORE AERO」の化粧箱は、ザラザラとした質感でロゴ部分に箔押しがされています。
開封は箱の右側に開け口があり、マグネットで開封ができるようになっています。
開けてみると、本体とプロダクトデザインのイラストが内面に描かれています。
「1MORE AERO」の本体
本体はマットな質感のプラスチック素材で作られています。
片手で持ち、親指の爪をケースの窪みに引っ掛けながら上へスライドすると開けやすいです。
「1MORE AERO」のイヤホン本体は、丸みを帯びた流線型で少しざらっとした手触りなので、ツルッと滑って落とすようなこともありません。
また、IPX5防水にも対応しているため、雨や汗にも対応しています。
音質は10mmドライバーユニットと超高音速・超高感度のダイヤモンド・ライク・カーボン振動板により、迫力ある低音が特徴です。
また、ケースの充電はUSB-Cとワイヤレス充電にも対応しており、とても便利です。
上記の充電スタンドは【Oakywood】のQi充電対応ヘッドホンスタンドを使っています。
無垢材×ステンレスの無骨なデザインがかっこいいです!
「1MORE AERO」の付属品・スペック
モデル | ES903 |
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片耳イヤホン重量(Mサイズイヤーチップ使用時) | 4.9g |
ケース重量 | 45.2g |
総重量 | 55.1g |
イヤホン寸法 | 39.42 x 20.33 x 24.36mm |
ケース寸法 | 61.99 x 56.40 x 25.5mm |
イヤホン電池容量(単一) | 40mAh |
ケースバッテリー容量 | 450mAh |
イヤホン充電時間 | 1時間 |
ケース充電時間(有線/ワイヤレス) | 2時間 |
イヤホン充電完了時 音楽再生時 (ANCオフ): | 7時間 |
ケースとイヤホンのフル充電状態での音楽再生 (ANCオフ): | 28時間 |
イヤホンのフル充電状態での音楽再生 (ANCオン) | 5時間 |
ケース&イヤホンのフル充電状態での音楽再生 (ANCオン) | 20時間 |
スピーカーインピーダンス | 32Ω |
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Bluetooth範囲 | 10m(オープンスペース) |
Bluetooth バージョン | Bluetooth® 5.2 |
Bluetooth プロトコル | HFP / A2DP / AVRCP |
入力 | 5V ⎓ 0.7 |
使用温度 | 0℃ ~ 45℃ |
周波数範囲 | 2.400GHz ~ 2.4835GHz |
「1MORE AERO」のオススメな点!
- 【空間オーディオ】まるでコンサートホールにいるような没入感!
- 【雑音を遮断】広帯域アクティブノイズキャンセリング機能搭載!
- 【2台同時接続】シームレスにデバイスを切り替えられる!
- 【スマートラウドネス】小さな音量でも力強い音楽体験!
- 【アプリで機能拡張!】簡単操作でイコライザーなどのカスタム機能!
【空間オーディオ】まるでコンサートホールにいるような没入感!
「1MORE AERO」はダイナミックヘッドトラッキング技術により、頭の動きをリアルタイムで正確に検出し、頭の向きで音楽の聞こえる位置が変わります!
スピーカーで音楽を聴いているように、真っ直ぐ向けば両耳から、右を向けば左耳から聞こえると言った、リアルに近い体験をすることが可能で、没入感がかなりあります。
【雑音を遮断】広帯域アクティブノイズキャンセリング機能搭載!
「1MORE AERO」は最大4000hzまでの幅広い音域をノイズキャンセリング可能となっています。
4000hzというと、通常の日常で発せられる音域なので、通常生活のほとんどの範囲をカバーすることが可能です。
日常のオフィスやショッピングモール、室内の家電製品から、キャンセルしにくい人の声まで幅広い騒音を、耳を圧迫することなく抑えることができます。
また、5つのシーンで活躍できるノイズキャンセリング機能が搭載されているので、その場の状況にあったモードに切り替えることも可能です!
ストロング(ディープ) | 飛行機や地下鉄で移動する際のエンジンの轟音や、深いゴロゴロ音などの低周波騒音を大幅に低減します。 |
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ANCマイルド | ノイズキャンセリングと耳かけ圧のバランスを保ちながら、カフェでの快適なリスニング体験を提供します。 |
WNR | 風切り音を感知して自動的に抑制し、クリアな音楽鑑賞や通話を実現します。ビーチやアウトドア、風の強い日などに適しています。 *WNRとは、Wind Noise Resistantの略で、風切り音に強いという意味です。 |
スマート(アダプティブANC) | 周囲の環境をインテリジェントに検知し、リアルタイムに最適なノイズキャンセリング効果に調整することで、手動で調整することなく、最高のリスニング体験を提供します。 |
パススルー | 周囲の騒音をイヤホン内に取り込むことができる「外音取り込みモード」を搭載しており、イヤホンを装着したまま、現実世界の音や重要な旅行中のアナウンスをはっきりと聞くことができます。 |
【2台同時接続】シームレスにデバイスを切り替えられる!
まだ実験的機能のようですが、「1MORE AERO」は一度接続した記録を持つ2つのデバイスに同時に接続することが可能です!
例えば、パソコンで音楽を聴いている時に、スマホに電話がかかってきた場合など、デバイスを再度ペアリングする必要なく、電話の方へ接続がシームレスに切り替わります。
電話終了後はパソコンの音楽へ切り替わったので、マジで便利な機能です!
【スマートラウドネス】小さな音量でも力強い音楽体験!
時と場所によっては、結構小さい音で音楽を聴くときってありませんか?
僕は静かな場所とか寝る時とか、小さめの音量で音楽をかける時があるのですが、そうすると、全体的に薄っぺらい印象の音楽になってしまい、迫力がない音楽になってしまうんです。
ですが、「1MORE AERO」に搭載されている【スマートラウドネス】機能を使うと、小さな音量でも、代償として欠けた音域を自動的に補填してくれるため、元の印象を損なわない力強い音楽へと調整してくれます!
【アプリで機能拡張!】簡単操作でイコライザーなどのカスタム機能!
1MORE MUSIC
1MORE Acoustic Technology(Shenzhen) Co., Ltd無料posted withアプリーチ
「1MORE MUSIC」という専用アプリを使うことで、「1MORE AERO」はさらに機能が拡張されます!
アプリを入れずに音楽を聴いたとき、「なんかボヤッとした印象…」だったのですが、アプリを入れ設定をすることで、かなり好みの音質へ変更することが可能です!
「1MORE AERO」のイマイチな点・注意点
- AirPods Proと比べると「空間オーディオ」がイマイチ…
- 素材のプラスチック感が強めでチープ感がある…
- タッチしたかわかりづらい…
- 片耳再生の設定がない…
AirPods Proと比べると「空間オーディオ」がイマイチ…
iOS15で強化された「空間オーディオ」機能。
Appleの場合、対応したiOSデバイスと一部の「AirPods」がないと利用できないのですが、「1MORE AERO」よりも、「AirPods」のトラッキング効果の方が、強く感じることができました。
「AirPods Pro」の場合はメリハリのある感じで、上下左右の空間を感じることができましたが、「1MORE AERO」はどちらかというと自然な感じの印象で、左右の空間は感じられましたが「上下」の空間オーディオについてはあまり感じることができませんでした。
プラスチック感が強めでチープ感がある…
実際に持ってみると、軽くて持ち運びには便利なのですが、素材にプラスチック感があるため、少しチープに見えてしまう感じがしました。
タッチしたかわかりづらい…
タッチ式のイヤホン全般に言えることですが、タッチした時に、指先に反応がないため、
・何回タッチしたのか?
・タッチ範囲をタッチできたのか?
というのが少しわかりづらいです。
AirPods Proの場合は、タッチコントロールを押し込む形なので、誤操作がありません。
片耳再生の設定がない…
「1MORE AERO」は片耳を外すと自動的に音楽が停止します。
その後再生ボタンを押せば、片耳でも再生可能ですが、そのワンステップが少し煩わしいです。
「AirPods Pro」のように「自動耳検出をオフ」などの機能がついてくれると嬉しいです!
イヤホン本体の電池持ちは良くない…
仕様では1回のフル充電で本体全体は最大28時間、イヤホンは7時間の連続再生が可能とありますが、「AACフォーマット、50%の音量、ノイズキャンセリングOFF」での測定値となっています。
私の環境では「AACフォーマット、40%の音量、ノイズキャンセリングON、空間オーディオON」で3~4時間使用で、本体の電池残量は2~30%となっていました。
しかしその後、10分ほどケースに入れて充電していましたが、すぐに90%近くまで充電されていたので、ケースと合わせて使う分には問題ありません!